「感染の窓?」

おはようございます。
感染というと恐ろしい感じがしますが生体にとって有益に働く場合もあります。
例えば納豆菌やビフィズス菌と言われる善玉菌です。
ほとんどの細菌は常在菌で人間で言えば庶民、善玉菌が警官だとすると悪玉菌は悪人です。
世の中の秩序は庶民で保たれており
悪人が増えれば治安が乱れるように病気なりますし、
警官が増えれば悪人を抑え込むことが出来ます。
そのため乳酸菌や納豆菌を多く含む食材を食べて積極的に感染、定着させて善玉菌を増やすことを薦めているのです。
しかし、これは皮膚や腸管内の話。
感染は侵入、定着、増殖の3段階を持って成立します。
口の中の悪玉菌と言えば虫歯菌や歯周病菌です。
元々、この悪玉菌を想定していないので感染、定着すると増殖を抑え込むのは殺菌力のある唾液の力になります。
しかも虫歯菌はタチが悪いことに感染しやすく定着しやすいのです。
ですから感染させない水際対策が重要です。
ではいつ感染するのでしょうか?
いつでも感染しますが特に注意しなければならない時期があります。
赤ちゃんはお母さんからもらった免疫により守られています。
しかし1歳半で切れ、自分の免疫を獲得するのは3歳で約1年半の空白の期間が存在します。
これを感染の窓と言ってとても感染しやすいのです。
この時期は離乳食で介助が必要ですから
この際、お母さんやお父さんに虫歯があると食器や噛み与えなどにより感染するのです。
通常であれば侵入しても頻度が低ければ定着しませんが頻度が多い、もしくは抵抗力が低い時であれば感染リスクは上がるというわけです。
感染リスクを下げるには以下の3つに気をつけて下さい。

1、スプーンや食器の共有を控える

2、噛み与えは控える

3、キスなどを控える
この時期に虫歯菌の定着を防げれば管理がグッと楽になりますよ。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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