「伝えると伝わるは違う?」

おはようございます。

伝えることはとても重要です。
しかし大学では治療のことばかりで伝え方、コミュニケーションについて学ぶ機会など得られないまま卒業して仕事を始めます。
これは伝えることに主眼を置いているからです。

伝えると伝わるは違うのに日本人特有の「言わなくてもわかるよね」の力技で見えなくしてしまうため日本人はコミュニケーションが下手と言われるのです。

知識や技術があってもそれをうまく伝えられないと認めてもらえません。
これはどんな仕事でも同じですよね
アドラーは「人間の悩みは全て人間関係の悩み」と言っています。
人間は自分のことも相手のこともよく分からないからこそ分かり合いたいと願っているのです。
そのためには言語、非言語を含めた情報の交換を短時間で効率よく行う必要があります。
これがコミュニケーションスキルです。
人は思った事を全て言語化できるわけではありません。
ですから表情や態度から気持ちを察したり、フォローしながらも相手の言葉にならない気持ちを引き出すテクニックが傾聴やカウンセリングです。
これの対のスキルが「伝える」というスキルなのです。
これの難しさは対象人数や場面によって内容が同じでも伝わり方が全然違うことなのです。
この伝え方が人生を変えることはもちろん歴史さえ変えてきたのは周知の事実です。
それは誰もが知りたいと思うのは当然です。
それが体系づけて説明出来る人間は意外と少ないのです。
なぜなら多くの人は伝えるときコミュニケーションではなく「インフォームドコンセント」になるからです。
分かりやすくいうと相互情報共有ではなく情報提供及び同意になってしまうのです。
情報提供は簡単です。
説明をする行為自体が重視されるわけですから
選択の余地などほとんどなく
受け取る側の教育なしに理解など出来ないことは
分かりきっているので同意せざるを得ません。
マンション購入するときに契約書の説明を受けるのと同じです。
相互情報共有が完璧であれば教えられたことが教えられる様になる、つまり目指すのは再現性です。
目標は相手が同じことを言えるくらい理解することですからかなりハードルが高いことが分かります。
ですから伝わる伝え方を体系づけて教えてもらえる機会は貴重です。
次回から「伝える」について何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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