こんばんは
明日から夏休み!待ち遠しい思いでいっぱいの桜井です。
いつも患者さんと話して驚かれるのが
「肉やパンの焦げたところを食べるとガンになるが、唾液に3分混ぜるだけで発がんしなくなる」ということです。
それだけ唾液の殺菌力は強力なのです。
戦後、日本は先進国の仲間入りを果たすために急速に工業化を進め、自給率を大幅に下げることで輸入品が台所を支えることになりました。
当然、食料の輸入品は日持ちするものばかりではないので、食品添加物と呼ばれるもので腐るのを防いだり、色が悪くなるのを鮮やかに見せるために大量に入れられています。
この食品添加物では多くのものが発ガン性を認められながらなぜ今も平然と加えられているのかといえば大量生産が可能だからです。
そんな中でも大問題になったのがAF-2と呼ばれる殺菌剤です。
昭和41年(1966年)に発がん性を疑われながらの我が国だけで9年間も使用され昭和50年に禁止されるまで魚肉ソーセージ、ソーセージ、豆腐など大量消費されたのです。
発ガン性が疑われてもそのあぶり出しをするにも動物実験を行うには
1物質当たり何千万円もかかり、期間も2年以上と長くかかるので、200万種を超える食品添加物を全て調べることは無理です。
そこでバクテリアに化学物質を与えて突然変異するかを観る方法が考えられました。
発ガン物質の多くはバクテリアに突然変異を起こす性質を持つからです。
これにより、安価で短期間のスクリーニングが可能になったのです。
このスクリーニングで人工物質だけでなく天然にもともと存在したり自然に生じるものもスクリーニングに引っかかってきたのです。
その代表が「牛肉の焦げ」です。
これに含まれる発がん物質はトリプP1やグルP1です。
つまり魚や牛肉の焦げが発がんするとわかったのです。
厚生省の死因順位別の年次推移では戦後では死亡原因のトップは結核でした。
1951年には脳血管疾患が1位になり1953年には結核での死亡は急激に減り、とって変わって出てきたのが癌です。
その後30年近く
第1位、脳血管疾患、第2位、悪性新生物、第3位心疾患が続き、
1981年に悪性新生物が第1位になってから現在まで不動の1位となっています。
もし、牛肉や魚の焦げが発がんするのだとしたら厚生省のデータの様に戦後から悪性新生物がトップにいるはずです。
つまり天然の発ガン性があるものは排除されていたことが分かります。
これを解毒したものが体にあるということなのです。
その正体は唾液に含まれるペルオキシターゼという成分です。
一部のカビが作るアフラトキシンという猛毒や、先ほどのAF-2など多くのものが毒性を排除されることが分かったのです。
私たちの食は多くの危険にさらされています。
野菜は農薬まみれ、肉は抗生物質まみれ、魚は生活汚水で汚染されています。
そのため何を食べるかよりどう食べるかが重要なのです。
唾液をよく混ぜて解毒することが体に毒を取り込まない唯一の方法なのです。