「時差ボケ対策は光でOK」

こんばんは 桜井です。

体内時計という言葉を聞いたことがあると思います。
概日時計とも呼ばれるもので目が覚めたりお腹が空いたりと1日のリズムを刻む機能のことです。
これを分かりやすく体験できるのが時差ボケですね。
カナダに学会で行った時に初めて体験しました。
それまで時差の大きい国に行ったことがなかったのでまだ日中なのに眠くてしょうがなかったり
疲れきっているはずなのにベッドに入っても全然寝れないなどこれが時差ボケかと対応に困りました。
体内時計は体のどこにあるかご存知ですか?
実は体の各臓器や筋肉などそれぞれにあるのです。
消化器官には消化のリズム、心臓には心臓のリズム、肺には肺のリズムがあるわけで各臓器にそれぞれ体内時計を持っていた方が合理的です。
ただそれらのリズムも常に正確ではないので基準となる体内時計が必要です。
それが脳にある視交叉上核です。

 

各臓器にある体内時計を末梢時計、視交叉上核を中枢時計と呼ぶのは統合して調節するからです。
ちょうど電波時計の時刻調節の役割を持っています。
全ての基準となる中枢時計でさえ24時間より少しズレることがわかっています。
そのため微差も積もれば昼夜逆転になりかねません。
その微差を調整する上で大きな役割を持つのが光です。
特に朝日の光の強さが中枢時計をリセットすると言われています。
また面白いことに夜の始め頃に光を浴びると時計は遅れて、夜の終わりに浴びる光は時計を進ませるのです。
つまり夜の光は「まだ寝るな」という指令となり
明け方の光は「もう起きない」という指令になるのです。
 さらに体内時計は進ませるより遅らせる方が容易なのです。
 「早起き」より「夜更かし」が簡単なのはこのためです。
日本からアメリカに行くよりヨーロッパに行く方が時差ボケを解消しやすいのは西回りが時間を遅らせる調整だからです。
これを知っておけば時差ボケ対策は光の調整で楽になりますね。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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