「頭は使わなければ悪くなる?」

おはようございます。
突然ですが知能とは何でしょうか?
知能とは「目的にかなった行動をして合理的に考え環境に対して効果的に対処していく能力」であるとウェクスラーは言っています。
つまり知能は生活の中で生じる様々な問題を解決することが出来る能力と言えます。
知能を測る尺度は知能検査が用いられますが知的能力全てを測定できるわけではありません。
従来、知能は幼少期に急激に発達し成人期でピークを迎え、その後は維持もしくは衰退していくと考えられていました。
しかし成人期以降に発達の維持・衰退の過程を示す領域と
成人期以降も発達し続ける領域があることが分かったのです。
これをホーンとキャッテルは
「知能因子は結晶性知能と流動性知能の二つがある」と提案しました。
流動性知能は知能検査で代表されるような推察する力、思考力、暗記力、計算力などがメインであり過去にとらわれない新しい発想、イノベーションなどもこの能力より創造されます。
 結晶性知能は一言でいうと知恵のことです。
知識はいくらでも手に入れることが出来るし教えてくれる人も大勢いますよね。
しかし実際に体験してみないとわからないことがほとんどであり体験を通じて学んだことが知恵なのです。
逆上がりの原理をいくら理解したところで逆上がりが出来るわけではありませんよね。
これが結晶性知能なのです。
知能とは知識を得たうえで試行錯誤し知恵となる総合的なものなのです。
どちらの知能も使わなければ衰退します。
脳も身体の一部なのだか当然ですね。
多くの人が高齢になり知能が落ちるのは老化ももちろんあります。
 しかし最大の原因は挑戦しなくなるからです。
社会では60才以上になると後進に道を譲る時期でもあり、子供は独り立ちをしている時期です。
 自分の役目は終わったと思えば後は死を待つのみ。
だから無理をする必要性はないと考えてしまいます。
 この平穏が挑戦や努力する気持ちを失わせ、行動しなくなるから知能が落ちるのです。
 年齢関係なく考える機会が少なければ知能は落ち、常に鍛え続ければ知能は上がっていきます。
 知能が高い者と賢者は別であり知能が高いものは学校ではもてはやされますが社会では役に立ちません。
 社会が必要な人材は賢者であり、先人は結晶性知能をいつまでも磨き賢者であり続けるべきでなのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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