「口で呼吸をする弊害?」

こんにちは。桜井です。

今日は口呼吸のお話です。
口呼吸(こうこきゅう)ができるのは人間だけと言われています。
それは食道と気道が喉でクロスしていて鼻でも口でも呼吸できるからです。
人間以外の哺乳類は気道と食道が別々なので鼻でしか呼吸出来ません。
その分、口を使って構音つまり言葉を発することが可能になりました。
人間も赤ちゃんの時は気道と食道が別れています。
生後6ヶ月くらいから少しづつ下がって来て飲み込む時、息を止めることを学習していきます。
この学習がうまく行われないと噛まずに飲み込む様になり、鼻呼吸を維持できず口で呼吸する様になります。
これはかなり深刻な問題を引き起こします。
例えば
扁桃腺が大きくなるアデノイド

風邪などの感染症に弱い

姿勢が悪い

アゴ特に上アゴが狭くなり出っ歯になる

鼻腔が潰れて鼻で息が出来なくなる

血の巡りが悪く目に力が入らない顔になる

寝相が悪い

体力、気力が弱い

虫歯、歯周病になりやすくなる

体のバランスが悪いため転びやすい

など
パッと考えただけでこれだけ出て来ます。
歯周病や虫歯による二次弊害を考えるとさらに弊害は拡大します。
ではこれを予防するにはどうすればいいのでしょう?
1番効果的なのは離乳食の与え方を正しく行うことです。
ただ生後6ヶ月から始まり一歳を迎える頃には終わっています。
次のタイミングは6才で前歯が永久歯に生え変わった時です。
これは小児矯正で歯並び予防と言われるものです。
この時に装置により狭いアゴを徐々に乳歯に力をかけて広げていきます。
あとは口を閉じる力や噛む力をつけるためのトレーニングをしていって綺麗な歯並びにしていくのです。
ただこれが出来る期間は短く10歳前後までとしています。
それ以降は成人矯正の方が無難だからです。
歯並びが悪いと言うことは第1番目の内臓の機能が悪いと言うことでそれは大病を引き起こしやすくなると言うことなのです。
内臓で唯一健康のための病気予防が出来る器官が口腔です。
ぜひ口腔健康に努めて欲しいと思います。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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