「人を育てる難しさ」

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

毎年初詣を欠かさない桜井です。
ある人に「どうしたら出来るスタッフを育てることが出来ますか?」と聞いたことがあります。
 答えは「そんな方法はない。出来る人間は勝手に育つ」とのことでした。
うちのスタッフにもスーパースタッフがいましたがまさに勝手に育ったと言えます。
特にプログラムを受けさせるでもないのに自分を成長させていきました。
かと言って勝手に育つというのは乱暴です。
ただ言われたことだけこなせばいい人材ならマニュアルを作りルールを明確して細かく指示すれば育ちます。
書類仕事や手続き業務ならこれで問題は起きません。
もし問題が起こったなら指示が杜撰なのです。
「少しの時間」ではなく「10分程」。
「ホチキスで留めておいて」ではなく「左隅を長辺に対して45度でホチキスで留めておいて」
など、言わなくても分かるよねと省かずに指示しなければなりません。
歯科医院にスタッフに求められることはほとんどが突発的ですから臨機応変さが求められます。
つまり自立行動型の人間を育てなければならないのです。
自立行動型に人間は指示や答えを教えてはいけません。
これは決して放っておいて良いと言っているわけではありません。
勝手に考えて育つならみんな育ちます。
育てる人がすべきことは積極的関わりながら問うこと。
そして大きな視点に気づかせることです。
多くの指導者は教えて指示してしまいます。
教えて新たなる着想が生まれる人なら良いかもしれません。
自分を見失った人には道を示すことは大切なことでしょう。
しかしあなたとスタッフは別の人間です。
あなたが上手くいってもスタッフが上手くいく保証などどこにもありません。
だからこそ「問う」そして「自分はこうしたら上手く行った。もしくはこうしたら失敗した」とヒントを与えることが大切です。
人は気づきでしか成長できないのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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