「人は眠ることで心を強くする」

おはようございます。

今日は午前中に講義に行ってきます。来てよかったと言っていただけるよう頑張ります。

以前、ロングスリーパー、ショートスリーパーの話をしました。

ロングスリーパーはレム睡眠つまり半覚醒の状態が長く、夢を見がちであると言えます。

夢を見ていると急速に目が動くことからRapid Eye Movement sleep(REM)という名前がついています。

夢を見ることでの効果は3つあります。

1、記憶の整理

2、現実的というストッパーが緩み発想が自由になる

3、心を強くするトレーニング

夢を見ている時、脳は覚醒していますのでそれまでに見聞きした情報を整理しています。

忘れるとは記憶をなくすのではなく、記憶したことを想起できないという説があります。

つまり記憶したことは残っているのに取り出せないだけということなのです。

ですから記憶実験で一晩中起きているより睡眠をとった方が成績が良いのは記憶の整理がつくからと言えます。

また夢には不思議なことが起こっても疑問に思いませんよね。

これは現実性というストッパーが緩んで発想が自由になるとも言えるのです

最後に心を強くするトレーニングです。

人間は睡眠中に3-5個の夢を見るそうです。

しかしほとんど覚えていませんよね。

覚えているのは大概、感情、特にネガティブ感情である悪夢です。

これはネガティブ情報ほど問題解決のシュミレーションが必要だからです。

つまり夢にはトラウマなどの心的負担が大きいものを夢で見せることにより慣れさせて解決を模索するリスクヘッジと言えます。

苦い経験もいつかは思い出に変わるといいます。

ただ、心理的負担が大きいほど慣れるまでに10年、20年と長期に渡り、現実的とは言えません。

そこで考えられたのがEMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)です。

目が一定に動かすことで擬似的に夢と同じような状態を作りカウンセリングを行う方法です。

大学でEMDRの話を聞いたときは、まだ導入されたばかりで、トラウマの治療に良いらしいという情報だけでした。

今は臨床報告も上がり、かなり有効であるということです。

夢にはまだまだ色々な可能性がありますね。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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