「スマホ育児?」

おはようございます。大学のスクーリングでヘロヘロの櫻井です。(松戸は遠い)
今日はじめてスマホ育児と言う言葉を知りました。
結構流行っているようですね。
乳幼児にスマホを持たせてあやすことだそうです。
確かに育児は大変だし人が多くいるところで泣かれたり暴れたりされるといたたまれない気持ちになります。
そんな時にスマホの威力はありがたいかもしれません。
ただ間違いなく発達障害を起こすでしょう。
特に2歳以下は最悪です。
人間は遺伝と経験で出来ています。
スマホの問題は立体の知覚を育てることが出来ないことにあります。これを空間認知と言います。
乳幼児はなんでも口に入れてしまいますよね。
お母さんの心配のタネでもあります。
しかしあれは物の知覚訓練をしているのです。
その前には自分の手や足を口に入れていたはずです。
これもまた自分の体を認識するための行動です。
見て手で触って口に入れて質感や味、温度そして形態や大きさなどを確認する学習をしているのです。
その入力情報が欠落するのですから空間認知能力は欠落します。
簡単にいうと遠近感や立体感が分からなくなるのです。
人間は動物ですから視覚だけで学ぶことはできません。
乳幼児は特に思考出来ませんから感覚入力が多いほど良いのです。
これを証明した実験があります。
自分が勝手に猫のメリーゴーランド実験と言っていますが二匹の同じ親から同じ日に生まれた猫を両端に固定し一方は歩いて装置を動かせるように。
もう一方はゴンドラに乗せて歩けない様にして観察します。
これで何が分かるかというと視覚刺激だけで空間認知は獲得出来るのかと言うことです。
見事に動かした猫は空間認知能力を獲得しましたがゴンドラの猫は空間認知能力を獲得できなかったそうです。
動物は刺激だけではなく体を動かさないと学べないと言うことが分かったのです。
乳幼児の成長にはステップがあります。
このステップは外しても体に成長は起こるので気づきません。
ですがその後に脳発達障害が起こることが分かっています。 
しかもそれが発覚し分かるのはずっと後のこと。
そこから慌てて教育をしてもあとの祭りです。
今、子供の様な大人が増えているのもこのステップを飛ばしていることが原因であることが多いのです。
子育ての参考になるかは分かりませんが
乳幼児を連れて治療を受けるお母さんが多く当院にはいらっしゃいます。
車イスで座らせておくと泣くのでお母さんのお腹の上に座らせてお母さんの歯の治療をします。
この時お母さんが診療の不安で困った顔をしていると顔がよく見える距離なので不安になりまた泣きます。
そんな時、ベテランお母さんスタッフが赤ちゃんに紙コップを渡しました。
するとコップを見たり触ったり口に入れて噛んだりして夢中になります。
さすが子供を2人育てあげているだけあって見事に子供を黙らせました。
しかも空間認知能力をあげるのに丁度良い形をしています。
子育てはアイデアですね。
ただ唾液で紙が柔らかくなって引きちぎるので飲んでしまう危険性があるので目を離せないのが難点です。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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